条例に基づく農村景観の保全形成に向けた取組みの特徴

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  • Characteristics of the Rural Landscape Conservation Activities Based on the Ordinance
  • ジョウレイ ニ モトズク ノウソン ケイカン ノ ホゼン ケイセイ ニ ムケタ トリクミ ノ トクチョウ

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抄録

<p>本報では神戸市の共生ゾーン条例に基づく農村景観の保全や形成に向けた取組みの実態を明らかにし,都市近郊の農村地域における農家の景観意識や取組みの意義を考察した。その結果,対象地区では市主導という背景の下,農地の荒廃防止や地域資源の整備といったこれまで地区で行われてきた活動の延長上に景観に関する取組みを位置づけ,住民は身近な環境整備が景観の向上につながるという意識を持っていることが読み取れた。また,地域指定の範囲は住民の負担感や不公平感に配慮して定められたことが分かった。最後に都市化や少子・高齢化に伴う変化を想定し,これまで暗黙のルールであった建築物などの景観要素の基準を明文化させるなどの対応が必要であることを指摘した。</p>

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