農業農村整備事業の導入に伴う地域アイデンティティの再醸成機能に関する考察  [in Japanese] A Study on Function of Agricultural Infrastructure Improvement Project to Recover Regional Identity  [in Japanese]

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Abstract

<p>内発的発展の推進に向けて住民の主体的な参加を実現しようとするとき,住民参加の前提となる住民の地域(空間/環境)に対する主体的態度の醸成が図られなければならない。主体的態度は,住民の地域に対するアイデンティティを基盤として醸成される。地域アイデンティティは郷土景観によって育まれる郷土感情から創出される。このため景観を契機とする郷土感情の変容は,地域アイデンティティの再醸成を促す。この地域アイデンティティの再醸成が住民の主体的態度を再醸成していく。本報では,農業農村整備事業が地域景観を巡る郷土感情を動揺させることで地域アイデンティティを再醸成し,そのことが住民の地域づくりに対する主体的態度の再醸成を促しうるのではないかと考える。この視点から,文化的景観に配慮した農業農村整備事業を実施した地区を事例として,事業の導入が地域アイデンティティを再醸成し,その過程で住民の主体的態度も再醸成されていくことを観察して,農業農村整備事業の有する新たな貢献内容を推論する。</p>

Journal

  • Water,Land and Environmental Engineering

    Water,Land and Environmental Engineering 78(9), 769-773,a2, 2010

    The Japanese Society of Irrigation Drainage and Rural Engineering

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