ベントナイト系遮水シートとため池堤体土のせん断強度特性

  • 重元 凜太郎
    神戸大学大学院農学研究科 食料共生システム学専攻(〒657-8501 兵庫県神戸市灘区六甲台町1-1)
  • 澤田 豊
    神戸大学大学院農学研究科 食料共生システム学専攻(〒657-8501 兵庫県神戸市灘区六甲台町1-1)
  • 眞木 陸
    神戸大学大農学部 食料環境システム学科(〒657-8501 兵庫県神戸市灘区六甲台町1-1)
  • 河端 俊典
    神戸大学大学院農学研究科 食料共生システム学専攻(〒657-8501 兵庫県神戸市灘区六甲台町1-1)

書誌事項

タイトル別名
  • SHEAR STRENGTH CHARACTERISTICS OF INTERFACES BETWEEN GCLS AND EMBANKMENT SOILS OF SMALL EARTH DAMS
  • ベントナイトケイシャスイ シート ト タメイケテイタイド ノ センダンキョウド トクセイ

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抄録

ため池堤体の改修時に,前刃金工法の代替工法として,ベントナイト系遮水シート(GCL)を堤体上流側に設 置して遮水性能を改善する工法が用いられるが,ため池堤体内に設置されたGCLの力学特性に関する知見は十 分でない.本研究では,粉状ベントナイトを有するニードルパンチ加工されたGCLを対象に,堤体土を模擬し た混合土ならびに珪砂との境界面で一面せん断試験を実施した.試験は覆土相当の低拘束圧条件下で行われ, GCLは乾燥状態および浸潤状態とした.その結果,浸潤条件では,せん断により織布面と珪砂の境界面に粉状 ベントナイトが浸出することによりせん断抵抗角が低下するものの,粘着力が発生するため,低拘束圧下の強 度低下は見られないことが明らかになった.

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