アジア諸国における内視鏡スクリーニングは胃癌死亡率の減少と関連している:メタ解析とシステマティック・レビュー  [in Japanese] Endoscopic Screening in Asian Countries Is Associated With Reduced Gastric Cancer Mortality: A Meta-analysis and Systematic Review<sup> 1)</sup>.  [in Japanese]

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Abstract

<p>【背景および目的】胃癌の内視鏡的スクリーニングが罹患率または死亡率にどのように影響するかは明らかではない.胃癌に対する内視鏡的スクリーニングと死亡率および発生率との関係を評価するためのシステマティック・レビューおよびメタ解析を行った.</p><p>【方法】PubMedとEMBASEを比較し,2018年3月8日までに死亡または発症の転帰を報告した,少なくとも1回は内視鏡的スクリーニングを受けた成人のコホートおよび症例対照研究を個別にレビューし,関連するデータを抽出した.評価する効果見積りは相対リスク(RR)であり,RRと95%信頼区間(CI)を組み合わせるためにランダム効果モデルを使用した.</p><p>【結果】最終解析にはアジアからの342,013人を含む6つのコホート研究と4つのコホート内症例対照研究が含まれていた,対象6研究を統合した結果(RR,0.60;95%CI,0.49-0.73)は,内視鏡的スクリーニングが胃癌死亡率の40%相対リスク低下と関連することを示した.内視鏡的スクリーニングと発生率の関連は観察できなかった(RR,1.14;95%CI,0.93-1.40).サブグループ分析では,スクリーニングなし(RR,0.58;95%CI,0.48-0.70)またはX線スクリーニング(RR,0.33;95%CI,0.12-0.91)と比較して内視鏡スクリーニング後の胃癌死亡率が有意に減少した.しかし,内視鏡的スクリーニングは,期待死亡数と比較して死亡数は有意に低下させなかった(RR,0.67;95%CI,0.38-1.16).</p><p>【結論】システマティック・レビューとメタ解析では,アジア諸国において内視鏡スクリーニングは胃癌による死亡リスクを低下させ,胃癌発生率に影響を与えないことがわかった.本知見の裏付けには地域集団ベースの前向きコホート研究が必要である.</p>

Journal

  • GASTROENTEROLOGICAL ENDOSCOPY

    GASTROENTEROLOGICAL ENDOSCOPY 61(1), 89-89, 2019

    Japan Gastroenterological Endoscopy Society

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    130007569103
  • Text Lang
    JPN
  • ISSN
    0387-1207
  • Data Source
    J-STAGE 
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