温泉療法とリハビリテーション医療

DOI Web Site Web Site 参考文献8件 オープンアクセス
  • 松元 秀次
    日本医科大学大学院医学研究科リハビリテーション学分野
  • 小林 美香
    日本医科大学大学院医学研究科リハビリテーション学分野
  • 李 卿
    日本医科大学大学院医学研究科リハビリテーション学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Balneotherapy and Rehabilitation Medicine
  • オンセン リョウホウ ト リハビリテーション イリョウ

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抄録

<p>わが国の有する世界有数の温泉は,古くから日本人に親しまれている.温泉療法とリハビリテーション医学は,歴史的かつ社会的背景から関係は密接で,理念を共有している.温泉療法の作用機序には,温熱作用や浮力,水の粘性抵抗,静水圧,圧力媒体効果,含有成分の効果,温泉地環境作用があり,血管拡張作用が酸素や栄養の供給と老廃物の排出を高め,コラーゲン柔軟化などとともに大きな治療効果をもたらす.治療目的に沿って使い分けられる一方で,温泉療法や泉質には,適応症や禁忌症が記されており,経験的伝承によるところも大きい.健康志向や社会ニーズを受けて温泉療法についての理解を深め,上手なリハビリテーション医療への活用が期待される.</p>

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