04生-25-ポ-18 6日連続の朝食欠食が若年健常者の生理学的指標に及ぼす影響

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抄録

<p> 【背景】我々のこれまでの検討では、一過性の朝食欠食は摂取するエネルギー量が等しければ、通常の3食摂取と比べて1日のエネルギー消費量に差は生じないものの、平均血糖値が有意に高くなることが分かっている。多くの疫学研究により、朝食欠食は過体重や肥満、2型糖尿病につながると報告されているが、介入研究では結果が一致していない。</p><p> 【目的・方法】本実験では、6日間の食事介入(1日3食摂取または1日2食(朝食欠食))により、エネルギー代謝や血糖値、深部体温、心拍変動の生体指標にどのような影響を及ぼすのかを明らかにすることを目的として、通常1日に3食摂取している若年健常男性10名を対象として、一人2試行食事介入実験を行った。</p><p> 【結果】摂取するエネルギー量が等しければ24時間のエネルギー消費量に差は生じないものの、酸化基質および血糖値には影響を及ぼすことが示唆された。また朝食欠食により、午前中の体温は低値を示した。また朝食欠食1日目の昼食後の血糖値は、3食摂取と比べて大きく上昇したが、2日目以降はその傾向が消失した。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282763089480704
  • NII論文ID
    130007581206
  • DOI
    10.20693/jspehss.69.132_1
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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