07発-25-ポ-14 幼児における外遊び時間とTV視聴時間に影響を及ぼす要因

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抄録

<p> 本研究では、幼児を対象に、1日の外遊び時間と1日のTV視聴時間に影響を及ぼす個人的、家族的、社会的、環境的要因との関連性を検討した。3歳~6歳の幼児713名を対象に(男児362名、女児351名)、アンケート調査により、1日の外遊び運動時間(推薦群:28.5%、非推薦群:71.5%)と1日のTV視聴時間(推薦群:56.4%、非推薦群:43.6%)を調査した。また、外遊び運動時間とTV視聴時間に影響を及ぼす要因の検討するため、幼児に抱えられている要因の分析は、ロジスティック回帰分析を用いて分析した。個人的要因は、睡眠時間(OR = 3.54)、家族的要因は、親のTV視聴時間(OR = 5.30)、運動遊びの重要性(OR = 1.77)、社会・環境的要因は、徒歩通園(OR = 7.73)、遊ぶ場所(OR =6.23)、寝室TV有無(OR = 1.98)で有意な関連性が確認された。本研究の結果より、幼児の推薦運動遊び時間の確保とTV視聴時間の減少させるため、個人的要因より、家庭のメディア利用時間を減らすこと、ルールを決めること、運動遊びの重要性を認識すること、安全に遊ぶ場所と徒歩通園できる環境の整備が必要であることが示唆された。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564238068217088
  • NII論文ID
    130007581325
  • DOI
    10.20693/jspehss.69.162_3
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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