認知症予防 ─運動・スポーツへの期待─  [in Japanese]

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<p> 現在日本に認知症高齢者は460万人、その予備群である軽度認知障害は400万人とされ、2025年には認知症高齢者は700万人に達すると考えられている。このため認知症予防は現代社会の重要な課題と言える。しかし残念ながら認知症を予防する確実な方法は存在しない。したがって現実的な対応は、認知症のリスクを低減する防御因子を強化することと、認知症の危険因子への対処になる。認知症の防御因子として、運動やスポーツ、栄養、社会的交流や知的活動など幾つか報告されているが、最もエビデンスが蓄積されているのが運動やスポーツなど身体活動である。一方、生活習慣病やうつ病などの疾患は認知症のリスク因子に挙げられており、これらの予防や治療が大切である。さらに最近は薬剤性の認知機能低下や認知症リスクが知られている。とくにベンゾジアゼピン系睡眠薬や抗不安薬の長期使用が認知症リスクを高めることが報告されるようになった。海外では、認知症有病率や発症率の減少が報告されていることから、認知症に対する予防活動は有用と考えられる。</p>

Journal

  • Japan Society of Physical Education, Health and Sport Sciences Conference Proceedings

    Japan Society of Physical Education, Health and Sport Sciences Conference Proceedings 69(0), 58_1-58_1, 2018

    Japan Society of Physical Education, Health and Sport Sciences

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