自己免疫性膵炎に併発した下垂体機能低下の1例

書誌事項

タイトル別名
  • Hypopituitarism associated with autoimmune pancreatitis: a case report

この論文をさがす

抄録

<p>64歳男性.CTで膵体尾部腫脹,IgG4高値,ERPで膵管狭細像を認めた.病理所見を加え自己免疫性膵炎の診断となった.頭部MRIで下垂体茎腫大,負荷試験で下垂体前葉機能低下を認めたが,ステロイド治療により改善傾向を認めた.IgG4関連下垂体炎はまれで,症状も非特異的であり疾患を想起しづらいが,下垂体機能低下が潜在している可能性がある.画像検査で下垂体炎が疑われた際は機能評価も行うことが重要である.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ