過剰なコレステロールは,なぜ健康にとってよくないのか?

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  • カジョウ ナ コレステロール ワ,ナゼ ケンコウ ニ トッテ ヨク ナイ ノ カ?

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抄録

<p>現代社会では,「コレステロールは悪者だ」というイメージが定着している.しかし,コレステロールはヒトの生命維持にとって必須の化合物であり,われわれの体内では20段階を超える酵素反応によって合成されている.教科書などには,「コレステロールは,動物の生体膜の主要な構成成分の一つとして膜の物理化学的性質に関与するとともに,胆汁酸やステロイドホルモンの生合成材料としても重要である.」と説明されている.過剰なコレステロールは膜の物理化学的性質を変えてしまい,それが健康にとってよくないのだろうか? 本稿では,過剰なコレステロールがなぜ健康にとってよくないのかを考えてみたい.</p>

収録刊行物

  • 化学と生物

    化学と生物 56 (3), 165-170, 2018-02-20

    公益社団法人 日本農芸化学会

参考文献 (20)*注記

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