専門店街の抽出方法の提案とその実態分析―全国的な分布と販売額の変化が示す課題―

• 片山 茜

  筑波大学大学院 システム情報工学研究科

• 川崎 薫

  筑波大学大学院 システム情報工学研究科

• 谷口 守

  筑波大学 システム情報系

書誌事項

タイトル別名

• PROPOSED METHOD OF FINDING SPECIALTY SHOP DISTRICTS AND THEIR ACTUAL SITUATION—NATIONWIDE DISTRIBUTION AND SALES TRENDS—

抄録

郊外化や大型資本店の台頭，オンラインショッピングの活発化等により，地域に根付いた商業地の衰退が全国各地で発生している．一方で，秋葉原のように特化した商品の扱いによって広域的集客力を有する専門店街も存在している．本報告ではこのような専門店街の分布を全国的に明らかにすることを通じ，その販売額の実態を明らかにすることで今後の商業地の整備方針を考える際の参考情報を得ることを目的とする．成果として，商業統計と電話帳データを用いることで統一的な基準による専門店街の抽出方法を提案した．また，分析の結果，商業集積地全体と比較して，専門店街における年間商品販売額の減少率が大きいことが明らかとなった．さらに，集積の割合が高い専門店街において年間商品販売額の減少率が比較的高い傾向にあることが示唆された．

収録刊行物

• 土木学会論文集D3（土木計画学）

  土木学会論文集D3（土木計画学） 75 (1), 38-46, 2019

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• specialty shops district
• agglomeration
• shopping street
• central commercial area

詳細情報

• CRID: 1390001288124140288
• NII論文ID: 130007602669
• NII書誌ID: AA12557874
• DOI: 10.2208/jscejipm.75.38
• ISSN: 21856540
• HANDLE: 2241/00157958
• Web Site: https://tsukuba.repo.nii.ac.jp/records/52538
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejipm/75/1/75_38/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可