核酸アナログ4剤抵抗性でインターフェロン投与が奏効したB型肝硬変の1例

  • 下出 哲弘
    富山県厚生農業協同組合連合会滑川病院内科 金沢大学消化器内科
  • 小栗 光
    富山県厚生農業協同組合連合会滑川病院内科

書誌事項

タイトル別名
  • A case of liver cirrhosis with multidrug-resistant hepatitis B virus that responded to interferon therapy
  • 症例報告 核酸アナログ4剤抵抗性でインターフェロン投与が奏効したB型肝硬変の1例
  • ショウレイ ホウコク カクサン アナログ 4ザイ テイコウセイ デ インターフェロン トウヨ ガ ソウコウ シタ Bガタ カンコウヘン ノ 1レイ

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抄録

<p>症例は50歳代女性.B型肝硬変に対するエンテカビルの導入後にbreakthrough hepatitisを発症し,核酸アナログ製剤を変更するも,HBVの増殖を制御できず,最終的にエンテカビル,ラミブジン,アデホビル,テノホビルに抵抗性となるも,インターフェロンの併用で,HBV-DNAを低値で安定させることができた.核酸アナログ多剤抵抗例に対して,インターフェロンの併用投与が有効である可能性がある.</p>

収録刊行物

  • 肝臓

    肝臓 60 (2), 63-69, 2019-02-20

    一般社団法人 日本肝臓学会

参考文献 (10)*注記

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