<b>烏頭剤を使用した関節痛・全身倦怠感を伴った</b><b>サルコイドーシス症例</b>

書誌事項

タイトル別名
  • <b>A Case of Sarcoidosis Complicated by Knee Pain and Fatigue Successfully Treated with U</b><b>zu</b>
  • 臨床報告 烏頭剤を使用した関節痛・全身倦怠感を伴ったサルコイドーシス症例
  • リンショウ ホウコク ウトウザイ オ シヨウ シタ カンセツツウ ・ ゼンシン ケンタイカン オ トモナッタ サルコイドーシス ショウレイ

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抄録

<p>関節痛・倦怠感を主訴とするサルコイドーシス患者に烏頭剤を用い,症状の軽減.を認めたので報告する。症例は48歳男性。X-16年 全身倦怠感,関節痛,発熱が出現。X-15年 サルコイドーシスの確定診断。X-4年 両膝関節痛憎悪しオピオイド療法開始。X 年10月漢方内科受診。X 年11月漢方内科入院となった。<br>入院後,証に従い,烏頭剤として烏頭湯,大烏頭煎,赤丸料および烏頭桂枝湯を使用した。烏頭使用量は最大計41g/日と大量を要した。最終処方は赤丸料(烏頭24g)と附子粳米湯(烏頭14g)であった。Visual analog scale (VAS:0-10cm)は入院時7—8から退院時3と改善し,オピオイドの減量が可能であった。疼痛・倦怠感を主訴とするサルコイドーシス患者に烏頭剤投与は症状軽減・オピオイド減量に有効であった。</p>

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