シナリオ地震動予測地図のモード分解による予測震度分布の空間相関特性の分析

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis of Spatial Variation and Correlation of Predicted Seismic Intensity Maps for Scenario Earthquake by Use of Mode Decomposition

抄録

<p>シナリオ地震動予測地図では,震源断層モデルのパラメータの不確定性を考慮して複数ケースについて予測されることが多い.そのばらつきの空間分布と空間相関を評価するため,筆者らは,複数ケースの地震動分布に特異値分解を適用してモード分解する方法を提案した.本研究では,逆断層2つ(石狩低地東縁断層帯主部12ケース,深谷断層帯12ケース)および左横ずれ断層2つ(山崎断層帯主部南東部4ケース,糸魚川-静岡構造線断層帯中北部8ケース)の4断層に提案手法を適用し,左特異ベクトルとして得られるモード形状を示した.各ケースの震源パラメータの設定条件および右特異ベクトルを参照しながら,各モードの支配的要因(モーメントマグニチュードの設定,アスペリティの配置,ディレクティビティ効果など)について比較・考察し,各断層の特徴を明らかにした.</p>

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