高齢者の意識障害の脳波  [in Japanese]

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Author(s)

    • 吉村 元
    • 神戸市立医療センター中央市民病院脳神経内科
    • 池田 昭夫
    • 京都大学大学院医学研究科てんかん・運動異常生理学講座
    • 幸原 伸夫
    • 神戸市立医療センター中央市民病院脳神経内科

Abstract

<p>意識障害患者の診療において脳波は非常に有用な臨床検査である。一方で, 誤って解釈すると診断や治療に大きな影響を及ぼしうる。本稿では, 特に高齢者を対象に, 意識障害患者における脳波の有用性と注意点を, ①客観的な脳機能評価, ②非けいれん性てんかん重積状態 (NCSE) の診断, ③三相波の解釈の3点に関して概説する。すなわち, 高齢者は詳細な神経学的診察が難しいことも多く, 脳波は意識障害時の経時的な客観的脳機能評価に有用である。また, 高齢者はNCSEの頻度が高いが, その診断には脳波が必須であり, 近年ザルツブルグ基準が診断基準としてよく用いられている。最後に, 三相波は従来代謝性脳症と関連する波形と考えられてきたが, 近年ictal-interictal continuumとしての意味合いもあることが分かり, その解釈には注意を要する。神経救急・集中治療の分野で脳波が益々有効かつ適切に活用されることが期待される。</p>

Journal

  • Japanese Journal of Clinical Neurophysiology

    Japanese Journal of Clinical Neurophysiology 47(1), 47-52, 2019

    Japanese Society of Clinical Neurophysiology

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    130007609530
  • Text Lang
    JPN
  • ISSN
    1345-7101
  • Data Source
    J-STAGE 
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