医療福祉政策研究への多様な接近

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  • Different Approaches in Health and Welfare Policy Studies
  • A Perspective
  • 展望

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抄録

公共政策の一領域として医療福祉政策を研究する上で、公共政策そのもののとらえ方に幅があること、政策分析には「政策のための分析」と「政策の分析」という大きな区分がなされていること、をふまえるべきである。また、医療福祉領域での政策分析を構想する上で、政策形成への助言としての政策分析、社会的議論への寄与を目的とする解釈学的分析、「落としどころ」を探る政策分析、社会批判としての政策分析など、多様な政策分析への接近が発達してきていることが、注目される。政策分析を一つの実践として考えると、規範・価値評価との関わりで自らの分析をどのように位置づけるのか、分析結果を誰がどのように役立てることを想定するのか、に注意することが求められる。多様な国内外の学術組織がある中、医療福祉政策を焦点とする学会においては、学範を超えた交流の促進が期待される。

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