小脳失調を伴うdysarthriaと嚥下障害のリハビリテーション医療

  • 福岡 達之
    広島国際大学総合リハビリテーション学部リハビリテーション学科
  • 道免 和久
    兵庫医科大学リハビリテーション医学教室

書誌事項

タイトル別名
  • Rehabilitation Medicine in Ataxic Dysarthria and Dysphagia with Cerebellar Syndrome
  • ショウノウ シッチョウ オ トモナウ dysarthria ト エンカ ショウガイ ノ リハビリテーション イリョウ

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抄録

<p>小脳失調は,小脳あるいは小脳との連絡経路が障害される疾患によって生じ,発声発語,嚥下機能にも影響を及ぼす.失調性dysarthriaでは発話に関連する運動制御や協調運動の障害により,不明瞭な構音,断綴性発話,爆発性発話など特徴的な症状を呈する.小脳系の障害による嚥下障害の病態は明らかではないが,嚥下器官に生じる失調症状により咀嚼や食塊形成,送り込みの運動障害をきたすと考えられる.小脳失調を伴うdysarthriaと嚥下障害のリハビリテーション医療は,原因疾患や合併する症状によって異なり,脊髄小脳変性症のような進行性疾患では病期に応じたアプローチが重要である.</p>

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