普通ポルトランドセメント中の間隙相の初期水和に及ぼす亜硝酸カルシウムの影響

  • 大宅 淳一
    日本大学 理工学部(〒274-8501千葉県船橋市習志野台7-24-1)
  • 新 大軌
    島根大学 大学院総合理工学研究科(〒690-8504島根県松江市西川津町1060)
  • 原 弘峻
    九州大学 大学院総合理工学府(〒816-8580福岡県春日市春日公園6-1)
  • 須藤 裕司
    日産化学工業株式会社 化学品事業部(〒101-0054東京都千代田区神田錦町3-7-1)

書誌事項

タイトル別名
  • INFLUENCE OF CALCIUM NITRITE ON THE EARLY-HYDRATION OF ALUMINATE AND FERRITE PHASE IN ORDINARY PORTLAND CEMENT

抄録

<p>普通ポルトランドセメントの初期における水和反応におよぼす亜硝酸カルシウムの影響について検討した。亜硝酸を添加した普通ポルトランドセメント試料では、水和30分、1日、14日において、エトリンガイトおよび亜硝酸イオンを取り込んだAFm相の生成が確認された。また、水和48時間までの普通ポルトランドセメントの積算発熱量は、亜硝酸カルシウムの添加により増加しており、アルミネート相およびフェライト相の反応率は、亜硝酸カルシウムを添加しなかった試料と比較して1.5倍以上であった。アルミネート相およびフェライト相の水和は、亜硝酸イオンを取り込んだAFm相およびエトリンガイトの生成により初期に促進されたと考えた。</p>

収録刊行物

参考文献 (3)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ