異なる微生物を利用したコンクリートのASRひび割れの修復に関する実験的研究

  • 欒 堯
    埼玉大学 大学院理工学研究科(〒338-8570埼玉県さいたま市桜区下大久保255)
  • 睦好 宏史
    埼玉大学 大学院理工学研究科(〒338-8570埼玉県さいたま市桜区下大久保255)
  • 房 捷
    東京大学 大学院工学系研究科社会基盤学専攻(〒113-8654東京都文京区本郷7-3-1)
  • 川名 梨香子
    三井住友建設株式会社 大阪支店(〒541-0041大阪府大阪市中央区北浜4-7-28)

書誌事項

タイトル別名
  • EXPERIMENTAL STUDY ON REPAIR OF ASR INDUCED CRACK IN CONCRETE USING MICROORGANISMS

抄録

<p>コンクリートのひび割れの補修について、近年では微生物を用いた斬新な補修法が提案されている。本研究では、微生物系補修材の実用化を目的として、食品発酵用のイースト菌、土壌に多く存在する好アルカリのバチルス菌をそれぞれ用いて補修材を調製し、モルタルに生じた貫通ひび割れ、およびASR促進試験で発生したひび割れに対して補修を試みた。その結果、いずれの供試体においても、補修後ひび割れ中に炭酸カルシウムの析出が確認でき、補修前と比べ透水速度と吸水量が顕著に低下したことが明らかとなった。また、バチルス菌を用いた場合、ASRによるひび割れの補修後の吸水量はイースト菌と比べて低下し、補修効果は高くなることが明らかとなった。</p>

収録刊行物

参考文献 (7)*注記

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