氷点下における降温と昇温の繰り返しがモルタルのソルトスケーリング抵抗性に及ぼす影響

DOI Web Site 参考文献1件 オープンアクセス
  • 田中舘 悠登
    岩手大学 大学院工学研究科(〒020-8551岩手県盛岡市上田4-3-5)
  • 羽原 俊祐
    岩手大学 理工学部システム創成工学科(〒020-8551岩手県盛岡市上田4-3-5)

書誌事項

タイトル別名
  • INFLUENCE OF REPETITION OF TEMPERATURE DROP AND RISE BELOW FREEZING POINT ON SALT SCALING RESISTANCE OF MORTAR

抄録

<p>凍結防止剤溶液の凍結と融解過程がスケーリングに及ぼす影響を明らかにするため、NaCl水溶液の凝固点以下-40~-3℃において、様々な温度範囲で降温と昇温の繰り返し試験を行った。スケーリングが起こる温度条件は、NaCl水溶液の状態で説明することができる。-20~-10℃の範囲で降温と昇温、または、この温度範囲を降温と昇温時に通過する条件でスケーリングが起こった。この温度範囲において、氷と高濃度のNaCl水溶液が共存する状態である。氷とNaCl・2H2Oの2成分の固体状態である-40~-21℃の範囲での降温と昇温ではスケーリングは起こらなかった。温度変化に伴いNaCl水溶液の一部分が凍結と融解する現象によってスケーリングが起こると考えられる。</p>

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