合併処理浄化槽における微粒子および細菌の変動と処理水槽内水中の残存有機物

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タイトル別名
  • CHANGES OF MICROPARTICLES AND BACTERIA IN GAPPEI-SYORI JOHKASOU AND RESIDUAL ORGANIC MATTER IN WATER OF THE TREATED WATER TANK
  • ガッペイ ショリ ジョウカソウ ニ オケル ビリュウシ オヨビ サイキン ノ ヘンドウ ト ショリ スイソウ ナイスイ チュウ ノ ザンソン ユウキブツ

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抄録

合併処理浄化槽の処理水槽内水の残存有機物に関連すると報告されている粒径0.5-1 μmの粒子の構成を明らかにするため,処理水槽内水中の粒子と細菌が水質に与える影響を調査すると共に浄化槽内の粒子と細菌の量的変動を解析した.処理水槽内水の細菌数とBODの間に有意な相関がみられ,細菌が残存有機物に関連していることが示された.浄化槽内の粒子数と細菌数の変動から,嫌気ろ床において細菌以外の有機性粒子の多くが除去され,処理水槽内水に存在する粒径0.5-1 μmの粒子の多くが細菌であることが示された.クラスター分析から接触ろ床槽内水,処理水槽内水では細菌が残存有機物に最も強く関連する因子であることが示された.これらのことから浄化槽処理水の残存有機物を減らすためには,細菌を減らす必要があることが示唆された.

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