日本語を母語とする小学生の音韻認識:― 音素操作タスクに見られるモーラ認識の影響 ―  [in Japanese] Phonological Awareness of Japanese-L1 Elementary School:Children: The Influence of L1 on Phoneme Manipulation Tasks  [in Japanese]

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Abstract

<p><tt>音韻認識の発達はリテラシー獲得の必要条件と考えられている。しかし母語習得過程で発達した音韻認識が第2言語の読み書き技能習得に及ぼす影響については,非アルファベット言語での研究があまり進んでいない。音韻認識の測定や指導では,様々な音韻単位で音の「分解」,「結合」,「削除」,「置き換え」などを行うタスクが用いられる。本研究では,音韻認識タスクの困難度について,「扱う音韻単位の違い」や「ターゲット音の単語内での位置」,「タスクそのものの違い」の観点から先行研究に基づいて考察し,「操作」タスクの方が「認識」よりも認知的負荷が高いことなどを指摘した。そして,これまで認識タスクによって測定してきた日本語を母語とする小学生の英語音韻認識を,音を口頭操作するタスクを通してより包括的に記述するための調査を行った。結果から,音素レベルで単語から音の削除や置き換えを行う際に,日本語の基本的音韻単位であるモーラ(</tt>CV<tt>)で音声言語を区切ろうとする影響が明らかになった。さらに,英語リテラシー発達のレディネスとなるレベルまで小さな音韻単位の認識が自然に発達することは期待しづらいことから,英語の読み書き導入までに,ローマ字指導とも組合わせながら,口頭での「音遊び」として音韻認識を高めておく必要性を論じた</tt><tt>。 </tt></p>

Journal

  • JES Journal

    JES Journal 18(01), 52-67, 2018

    The Japan Association of English Teaching in Elementary Schools

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    130007629937
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AA12573327
  • Text Lang
    JPN
  • ISSN
    1348-9275
  • NDL Article ID
    028954622
  • NDL Call No.
    Z71-L142
  • Data Source
    NDL  J-STAGE 
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