協働的知識構築モデルを基軸とした理科授業デザインに関する研究

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書誌事項

タイトル別名
  • Science Instruction Design Based on the Collaborative Knowledge Building Model
  • 協働的知識構築モデルを基軸とした理科授業デザインに関する研究 : 小学校第3学年「かげと太陽」の実践を事例として
  • キョウドウテキ チシキ コウチク モデル オ キジク ト シタ リカ ジュギョウ デザイン ニ カンスル ケンキュウ : ショウガッコウ ダイ3 ガクネン 「 カゲ ト タイヨウ 」 ノ ジッセン オ ジレイ ト シテ
  • —A Case Study of the Practice of “Shade and the Sun” in Elementary School—
  • ―小学校第3学年「かげと太陽」の実践を事例として―

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抄録

<p>本研究では,対話的な学びの在り方として,子どもが協働的により妥当な考えを構築し,それを学級の文化として定着させ,自らのものとして活用していく様態を明らかにすることを目的とした。Stahl(2000)の協働的知識構築モデルを小学校理科授業に援用し,理科授業を計画・実践した。Stahlの「協働的知識構築(Collaborative Knowledge-Building)」のモデルは,個人の理解と協働的知識構築の2つの分別可能な段階からなる循環的な過程である。このモデルは,それぞれの場面と活動を11のフェーズに分けて示している。実践した授業は,小学校第3学年「かげと太陽」の単元である。このモデルを援用した授業を分析した結果,子どもが協働的知識構築を行い,学級としての「文化的人工物(cultural artifacts)」を生成し,さらにそれを活用して「文化的人工物」を更新していた。また,授業者の支援により各フェーズの移行を促したり,個人の理解と協働的知識構築の過程を往復したりしながら,協働的知識構築モデルが成立していることが明らかになった。 </p>

収録刊行物

  • 理科教育学研究

    理科教育学研究 59 (3), 367-377, 2019-03-25

    一般社団法人 日本理科教育学会

参考文献 (2)*注記

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