角膜固有層に血栓形成と血管拡張を伴う肉芽組織が形成されたボクサー犬の1例

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タイトル別名
  • Granulation Tissue With Thrombosis and Vascular Ectasia in the Corneal Stroma of a Boxer Dog
  • カクマク コユウソウ ニ ケッセン ケイセイ ト ケッカン カクチョウ オ トモナウ ニクガ ソシキ ガ ケイセイ サレタ ボクサーケン ノ 1レイ

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抄録

<p>8歳6カ月齢のボクサー犬において,約2週間右眼を擦る症状が継続した後,角膜表面から約2mm隆起した直径約4mmの表面平滑な赤褐色腫瘤が形成された。眼瞼痙攣と流涙が認められたので,角膜固有層を層状に切除して腫瘤を摘出した。病変部から多量の出血がみられ,角膜輪部にて新生血管を焼灼して止血した。腫瘤は,角膜固有層内に血栓形成と血管拡張を伴って形成された肉芽組織であった。角膜欠損部は,角結膜転位術にて良好に治癒した。</p>

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