極低出生体重児における1 歳6 ヵ月・3 歳時の問診評価と6 歳時発達の関連

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タイトル別名
  • Relationship between Medical Interview Sheet Assessments at 18 Months and 3 Years of Age and Development at 6 Years of Age in Very Low Birth Weight Infants

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抄録

<p>【目的】極低出生体重児のフォローアップ健診で1 歳6 ヵ月・3 歳時に実施した問診評価の結果と,6 歳時発達の関連を検討する。【方法】極低出生体重児212 例を対象とした。6 歳時フォローアップ健診の結果に基づき,対象を4 群(定型発達,非定型発達,自閉症スペクトラム障害,脳性麻痺)に分類し,問診の各選択肢において,定型発達群と比較した各群における回答割合の差とリスク比を検討した。また,自由記載欄への回答について単語の出現頻度を検討した。【結果】3 歳時問診において,それぞれの群に回答割合が有意に高い設問を認め,リスク比も高値であった。自由記述の割合は,非定型発達群,自閉症スペクトラム障害群,脳性麻痺群で高い傾向があった。【結論】フォローアップ健診における問診評価は,その後の発達と関連する情報を多く含み,その傾向は1歳6 ヵ月時点に比べ3 歳時点の評価結果で高かった。</p>

収録刊行物

  • 理学療法学

    理学療法学 46 (2), 90-98, 2019

    日本理学療法士学会

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