飛来塩分の予測シミュレーション技術の開発と構造物の長期的な塩害環境作用の評価への適用

• 中村 文則

  長岡技術科学大学 環境社会基盤工学専攻

• 下村 匠

  長岡技術科学大学 環境社会基盤工学専攻

• 大原 涼平

  長野工業高等専門学校 環境都市工学科

• 細山田 得三

  長岡技術科学大学 環境社会基盤工学専攻

書誌事項

タイトル別名

• NUMERICAL SIMULATION OF SEA SALT SPRAY BASED ON PRECISE CONSIDERATION OF WAVE AND WIND ACTION

抄録

　本研究では，実構造物周辺の地形，風況，波浪作用を汎用的に考慮して飛来塩分の発生から輸送過程までを予測できる3次元の予測シミュレーション技術を開発するとともに，各計算過程を検証するための観測結果の取得を行った．さらに，開発した予測シミュレーション技術を用いて，構造物の長期的な塩害環境作用を評価する方法についても検討を実施した．その結果，風況および波浪作用を汎用的に考慮して飛来塩分の発生から輸送過程までを予測できる飛来塩分の予測シミュレーション技術が開発できたとともに，その計算結果が観測結果を概ね再現できることが示された．さらに，開発した飛来塩分の予測シミュレーション技術を利用して，構造物の長期的な塩害環境作用を評価できることが示された．

収録刊行物

• 土木学会論文集E2（材料・コンクリート構造）

  土木学会論文集E2（材料・コンクリート構造） 75 (2), 60-79, 2019

  公益社団法人 土木学会

キーワード

• sea salt spray
• salt damage
• environmental action
• numerical simulation

詳細情報

• CRID: 1390282763108600448
• NII論文ID: 130007635347
• DOI: 10.2208/jscejmcs.75.60
• ISSN: 21856567
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejmcs/75/2/75_60/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可