植物生育促進細菌の実用化に向けた試み

  • 上田 晃弘
    広島大学大学院統合生命科学研究科 広島大学大学院生物圏科学研究科
  • 大戸 貴裕
    広島大学大学院生物圏科学研究科
  • 近藤 もも
    広島大学大学院統合生命科学研究科
  • 大村  尚
    広島大学大学院統合生命科学研究科 広島大学大学院生物圏科学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Challenges for application of plant growth promoting bacteria
  • シンポジウム 植物生育促進細菌の実用化に向けた試み
  • シンポジウム ショクブツ セイイク ソクシン サイキン ノ ジツヨウカ ニ ムケタ ココロミ

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抄録

植物生育促進細菌(PGPB)の実用化は持続的な植物生産体制の構築に貢献できると期待されている。しかしながら,PGPBは植物根圏やその近傍土壌での定着性の低さから,その潜在能力が植物生産に利用されていない。本稿では,PGPBの実用化に向けて,細菌由来の揮発性物質(VOC)の利用可能性とともに,細菌がその場所にとどまろうとするバイオフィルム形成に着目し,その制御機構について解説する。また,PGPBのバイオフィルム形成能の改良を行うことで,PGPBの植物種子表面での定着能も改良できることを紹介する。

収録刊行物

  • 土と微生物

    土と微生物 73 (1), 5-9, 2019

    日本土壌微生物学会

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