自閉症スペクトラム児の自発的な空間的視点取得に関する研究:再認プロンプト手続きの指導効果の検討  [in Japanese] Effects of observing the view from another person's viewpoint on training of spontaneous spatial perspective-taking in a child with autism spectrum disorder  [in Japanese]

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Abstract

<p>本研究では、自己視点における前後・左右弁別が可能であった自閉症スペクトラム児1 名を対象に、空間的視点取得課題を実施した。誤反応が出現したときに他者視点位置から提示刺激に注目する再認プロンプト手続きの導入により、自発的に自己の視点を他者視点方向に移動する行動が促進されるかを検討することを目的とした。ベースラインでは、対象児は「○○(信号のある交差点など)を右/左に曲がります」という教示を聞きながらミニカーを動かし、直後に正誤のフィードバックを受けた。介入1 期では、再認プロンプト手続きを実施した。誤反応時に対象児をミニカーの視点位置まで移動させ、ミニカーに注目させた。介入2 期では、自己の視点をミニカーの視点方向に移動する行動に対して強化刺激を提示した。その結果、介入1 期以降においてミニカーの視点方向に頭や顔を向けたり、移動したりする行動が出現した。以上の結果から、自発的な視点移動行動を促進する上で、再認プロンプト手続きを用いた指導方法の効果について考察した。</p>

Journal

  • The Japanese Journal of Autistic Spectrum

    The Japanese Journal of Autistic Spectrum 14(1), 5-11, 2016

    The Japanese Academy of Autistic Spectrum

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