物理授業におけるランベルトのW関数の活用法

• 伊東 正人

  愛知教育大学教育学部物理領域

書誌事項

タイトル別名

• How to utilize the Lambert W function in physics classes
• ブツリ ジュギョウ ニ オケル ランベルト ノ W カンスウ ノ カツヨウホウ

抄録

ランベルトのW関数は，指数関数を含む超越方程式を解析的に表現するときに使う．大学物理の授業において，ランベルトのW関数が適用できる演習問題をいくつか示し，数理的な要素を含んだ授業ができることを紹介する．特に理系学生が，最初に微積分と出会う「粘性抵抗を受ける質点運動」の問題において，ランベルトのW関数は有効となる．また，懸垂線の導出で有名な「ぶら下げた鎖の形状」の問題において，ランベルトのW関数を使うと鎖のたるみの長さが計算できる．

収録刊行物

• 物理教育

  物理教育 67 (1), 22-26, 2019-03-08

  日本物理教育学会

詳細情報

• CRID: 1390564238090785536
• NII論文ID: 130007642869
• NII書誌ID: AN0021972X
• DOI: 10.20653/pesj.67.1_22
• ISSN: 24321028
• ISSN: 03856992
• NDL書誌ID: 029615986
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I029615986
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可