MRI IDEAL IQによる肝内鉄沈着の評価が有用であった肝ヘモクロマトーシスの1例

• 鈴木 康秋

  名寄市立総合病院消化器内科

• 伊藤 啓太

  名寄市立総合病院消化器内科

• 上原 聡人

  名寄市立総合病院消化器内科

• 上原 恭子

  名寄市立総合病院消化器内科

• 久野木 健仁

  名寄市立総合病院消化器内科

• 藤林 周吾

  名寄市立総合病院消化器内科

• 芹川 真哉

  名寄市立総合病院消化器内科

書誌事項

タイトル別名

• Usefulness of Quantification of Liver Iron Using MRI IDEAL IQ for the Diagnosis of Hemochromatosis
• 今月の症例 MRI IDEAL IQによる肝内鉄沈着の評価が有用であった肝ヘモクロマトーシスの1例
• コンゲツ ノ ショウレイ MRI IDEAL IQ ニ ヨル カン ナイテツ チンチャク ノ ヒョウカ ガ ユウヨウ デ アッタ カン ヘモクロマトーシス ノ 1レイ

抄録

　68歳，男性．肝障害精査にて当科受診．トランスフェリン飽和度，血清フェリチンが高値のため，鉄過剰症が疑われた．肝MRI（magnetic resonance imaging）IDEAL（Iterative Decomposition of water and fat with Echo Asymmetry and Least-squares estimation）IQのR2＊MapによるR2＊値が著明に高く，高度の肝内鉄沈着所見を呈した．肝組織生検の鉄染色では，肝実質細胞内に高度の鉄沈着をびまん性に認め，肝ヘモクロマトーシスの診断となった．MRI IDEAL IQによる新たな鉄測定法は，ヘモクロマトーシスの非侵襲的検査法として有用である．

収録刊行物

• 日本内科学会雑誌

  日本内科学会雑誌 107 (5), 923-930, 2018-05-10

  一般社団法人 日本内科学会

キーワード

• ヘモクロマトーシス
• MRI IDEAL IQ
• R2＊Map
• 肝鉄測定法

詳細情報

• CRID: 1390282763112267776
• NII論文ID: 130007644000
• NII書誌ID: AN00195836
• DOI: 10.2169/naika.107.923
• ISSN: 18832083
• ISSN: 00215384
• NDL書誌ID: 029072619
• Web Site: http://id.ndl.go.jp/bib/029072619
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I029072619
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/107/5/107_923/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2018282126
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可