林業大学校卒業生調査―大学校での生活を振り返って―

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タイトル別名
  • Surveying forestry college graduates―Reflections on college education―

抄録

<p>全国に林業大学校が設置され、新設が続いている。林業大学校のさらなる発展には量的拡大とともに教育の質を高めることが不可欠である。そのためには、林業大学校における学生の成長や意識を把握し、教育の改善につなげることが重要である。そこで本研究では、2年制の林業大学校4校において、入学決定時に重視したこと、入学後の学生生活、教育を受けて向上した知識・スキル等について、卒業時学生を対象に質問紙調査を実施した。さらに、調査対象校のうち1校においては、学年間の違いを見るために1年次修了時の学生に対する調査も併せて実施した。調査の結果、卒業時学生の回答からは、多くの学生が林業の知識・スキル、資格等の習得を入学決定時に重視していること、入学後の学生生活では教職員の親身さや資格習得支援の充実を実感していること等が明らかとなった。その他、知識・スキルの向上は作業時の安全意識といった林業関連の項目において顕著であった。また、1年次学生と卒業時学生の比較からは、学年が上がるにつれて林業関連の知識・スキルの向上を実感する傾向があり、林業のことが好きだという気持ちも学年の進行に伴って向上していたこと等が確認された。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282763112979968
  • NII論文ID
    130007645297
  • DOI
    10.11519/jfsc.130.0_231
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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