屋久島火山灰土壌における樹木細根滲出物と根圏土壌の化学特性の変化  [in Japanese] Relationships between tree-root exudates and chemical properties of the rhizosphere of a temperate forest on Andisols  [in Japanese]

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Abstract

<p>火山灰土壌は、主成分である二次鉱物の非晶質鉱物類(以下アロフェン)が土壌中のリンと強く結合するので、農地ではリン欠乏を起こすと言われてきた。しかし、森林では火山灰土壌でリン欠乏が生じるという報告はない。そこで本研究では、火山灰土壌に生育する樹木はアロフェンに吸着したリンを獲得できる能力をもつという仮説を立てた。この仮説の検証のため、樹木細根からの滲出物(有機酸)と根圏土壌の関係性に着目した。樹木細根から分泌された有機酸は根圏土壌の化学組成を変化させ、アロフェンを溶解させることが知られている。屋久島のアロフェン濃度の異なる3つの森林調査区を用い、優占樹種上位4種を各5個体ずつ、合計60個体を調査対象木とした。各個体からの細根の滲出物を採取し、細根からの有機酸分泌速度を調べた。また、各個体から根圏・非根圏土壌を採取し、その化学組成(pH、リン画分、シュウ酸アンモニウム抽出のAl, Fe濃度、ピロリン酸抽出のAl, Fe濃度)を調べた。細根からの有機酸分泌速度と土壌アロフェン濃度の関係や、根圏土壌の化学組成の変化を明らかにし、樹種間の差についても考察する。</p>

<p>[in Japanese]</p>

Journal

  • The Japanese Forest Society Congress

    The Japanese Forest Society Congress 130(0), 354, 2019

    THE JAPANESE FORESTRY SOCIETY

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