ケニア中央部における<i>Arundinaria alpina</i>の利用状況について
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- 笹原 千佳
- 京都大学大学院地球環境学堂
書誌事項
- タイトル別名
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- Utilization of <i>Arundinaia alpina</i>in Central Kenya
抄録
<p>調査日程変更の都合上、タイトルにありますケニア中央部での調査ではなくインド北東部アッサム地方の竹利用について紹介させて頂きます。 インド北東部のアッサム地方では約8割の人々が農業を中心とした生活を営んでおり、現金収入が極めて少ない自給自足に近い生活形態を保っている。各家庭には住居の周囲に小規模の畑、魚用の池、バナナ、竹等の植栽が見られる。この地域における伝統的生態学的知識を活用した生活改善を検討することを目的として、2018年12月に40世帯の家庭に生活と竹に関する聞き取り調査を行った。その結果、アッサム地方に生育している竹10種の内3種の竹が家庭用に有用として取り入れられていることが明らかとなった。また、植栽竹の体系的な管理方法は確認されなかったものの皆伐を避けることで数世代にわたって竹を保持している様子が見受けられた。植栽竹は主に住居用建材、農機具、日用品を目的として伝統的に利用されていた。また、一部の家庭においては料理用の薪の一部やピクルスとしての保存食利用が見受けられた。2018年から国内NGOが中心となり地元住民の作製したバンブークラフトを買い取る仕組みが始動している。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 130 (0), 480-, 2019-05-27
日本森林学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713066420480
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- NII論文ID
- 130007645602
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可