系統や環境を超えた個体根系/地上呼吸配分スケーリングの統一性  [in Japanese] Universal scaling of roots/shoot partition in whole-plant respiration from seedlings to giant trees  [in Japanese]

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Abstract

<p> 樹木の芽生え~大木の個体呼吸はサイズに応じて変動する(スケーリング)。これを根系/地上呼吸配分で個体毎に実測すれば、水/炭素獲得器官へのエネルギー投資の兼ね合いをサイズパラメタ―で定量化する事になり、樹木大型化のメカニズムを検討できると考えた。 このため、シベリア~熱帯、芽生え~大木まで約100種以上、約1000個体の根を含む樹木個体全体の呼吸を正確に実測した。その結果、驚いたことに系統や環境間で呼吸(とその重量の関係)に差は殆どなく、根系-地上部間のみ差があった。芽生えほど、根系/地上呼吸配分を高くし(約66%)、低水利用効率にありながら根系の水や栄養塩類獲得能を高め徐々に光合成を強化した。一方、大型化に伴い根系/地上呼吸分配率は低下し(約 16%)、地上部は炭素獲得能を高め、水利用効率や環境耐性を強化した。以上は、「系統や環境の器官レベルの異質性」を越えた「個体レベルの根系/地上部の統一性」と言える。我々は主に「器官レベルの異質性」に着目してきたが、サイズに応じ「個体レベルで水/炭素獲得エネルギー投資に統一性」が生じる点に留意し、器官レベルデータを個体~生態系にスケールアップする必要がある。</p>

<p>[in Japanese]</p>

Journal

  • The Japanese Forest Society Congress

    The Japanese Forest Society Congress 130(0), 635, 2019

    THE JAPANESE FORESTRY SOCIETY

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