<sup>137</sup>Cs/<sup>133</sup>Cs比を用いたスギの経根吸収<sup>137</sup>Cs量の推定 2

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タイトル別名
  • Estimation of root uptake amount of <sup>137</sup>Cs in cedar trees using the ratio of <sup>137</sup>Cs/<sup>133</sup>Cs 2

抄録

<p>福島県川内村のスギを対象に、2011年から2017年までの平均経根吸収137Cs量の推定をおこなった。土壌からの交換態137Csと交換態133Csは同一の速さで材に経根吸収され、かつ経根吸収は主に土壌0–5 cmで生じているとの仮定の元、材の133Cs増加量に土壌0–5 cmの交換態137Cs/133Cs比を乗じることで経根吸収137Cs量を推定した。推定された6年間の平均経根吸収137Cs量は、55 Bq m−2 yr−1であった。これは、材の6年間の平均137Cs増加量56 Bq m−2 yr−1の98%に相当した。このことは、事故後6年間で増加した材の137Cs量の大半は経根吸収によってもたらされた可能性を示唆していた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001288136918016
  • NII論文ID
    130007645939
  • DOI
    10.11519/jfsc.130.0_782
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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