繊維・アパレル産業における取引関係の経年変化 (2005-2010)

書誌事項

タイトル別名
  • The Analysis of Changes in Macro Network Indexes of the Japanese Textile and Apparel Industry Caused by Exchange Rate
  • 繊維・アパレル産業における取引関係の経年変化(2005-2010) : 複雑ネットワークのマクロ的指標に基づく為替変動との回帰分析
  • センイ ・ アパレル サンギョウ ニ オケル トリヒキ カンケイ ノ ケイ ネンヘンカ(2005-2010) : フクザツ ネットワーク ノ マクロテキ シヒョウ ニ モトズク カワセ ヘンドウ ト ノ カイキ ブンセキ
  • ― 複雑ネットワークのマクロ的指標に基づく為替変動との回帰分析 ―

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抄録

<p><tt>本研究では,繊維・アパレル産業における為替変動に連動した取引関係の経年変化を捉えるため, </tt>2005 <tt>年度から</tt>2010 <tt>年度における総合アパレル部門</tt>200 <tt>社分の取引関係データに関して,ネットワーク諸指標を用いることで定量的評価を試みた.本研究では特に,繊維・アパレル産業の企業間取引ネットワーク全体に関して分析するために,マクロ的ネットワーク指標として総枝数,平均次数,ネットワーク直径,ネットワーク密度を用いた.その結果,企業間取引ネットワークの広がりを示す指標であるネットワーク直径と為替変動について,負の傾きを示す回帰式(決定係数</tt>R2=0.793<tt>)が得られた.この結果によって,円高傾向時においては取引数が増加し,円安傾向時においては取引数が減少するというネットワーク構造の変動を定量化可能なことを確認した.</tt></p>

収録刊行物

  • 繊維製品消費科学

    繊維製品消費科学 60 (5), 393-399, 2019-05-25

    一般社団法人 日本繊維製品消費科学会

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