血液透析患者の二次性副甲状腺機能亢進症に対するシナカルセト塩酸塩からエテルカルセチドへの切り替えの検討

• 池田 直史

  石心会埼玉石心会病院腎臓内科

• 元 志宏

  石心会埼玉石心会病院腎臓内科

• 野邊 香奈子

  石心会埼玉石心会病院腎臓内科

• 岡島 真里

  石心会埼玉石心会病院腎臓内科

• 金井 弘次

  石心会埼玉石心会病院腎臓内科

• 塚田 美保

  石心会埼玉石心会病院腎臓内科

• 小川 晃生

  石心会埼玉石心会病院腎臓内科

• 野平 由香

  石心会さやま腎クリニック

書誌事項

タイトル別名

• A study on switching from cinacalcet to etelcalcetide in hemodialysis patients with secondary hyperparathyroidism
• ケツエキ トウセキ カンジャ ノ ニジセイ フクコウジョウセン キノウ コウシンショウ ニ タイスル シナカルセト エンサンエン カラ エテルカルセチド エ ノ キリカエ ノ ケントウ

抄録

新たなcalcimimeticsであるエテルカルセチドの臨床的特徴を検討した. 維持透析患者でガイドライン上適応となる50症例につきエテルカルセチド投与開始前24週と開始後24週につき比較検討した. 加えてシナカルセト塩酸塩からの切り替え群を用量別で検討した. 全症例では血清補正Ca値, i-PTH値, TRACP-5b値は投与開始前に比し開始後で有意に低下していた. シナカルセト塩酸塩からの切り替えでは低用量群では血清補正Ca値, i-PTH値, TRACP-5b値は投与開始前に比し開始後は有意に低下していた. 一方, 高用量群ではすべてにおいて有意差を認めなかった. 高用量からの切り替えでは初期量では用量変更可能時に増量が必要になる可能性が高いと考えられた. エテルカルセチドの有効性と, シナカルセトとの臨床的力価の比較を示すことができた.

収録刊行物

• 日本透析医学会雑誌

  日本透析医学会雑誌 52 (5), 261-269, 2019

  一般社団法人 日本透析医学会

キーワード

• 二次性副甲状腺機能亢進症
• エテルカルセチド
• シナカルセト塩酸塩

詳細情報

• CRID: 1390282763116847360
• NII論文ID: 130007655277
• NII書誌ID: AN10432053
• DOI: 10.4009/jsdt.52.261
• ISSN: 1883082X
• ISSN: 13403451
• NDL書誌ID: 029770293
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I029770293
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsdt/52/5/52_261/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2019295959
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可