損傷モデルによる3次元腐食ひび割れ進展解析に関する基礎的研究

DOI
  • 車谷 麻緒
    茨城大学大学院 理工学研究科 都市システム工学領域
  • 安藏 尚
    茨城大学大学院 理工学研究科 都市システム工学専攻
  • 相馬 悠人
    茨城大学大学院 理工学研究科 社会インフラシステム科学専攻
  • 岡崎 慎一郎
    香川大学 創造工学部 創造工学科 環境デザイン工学領域

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis of 3D crack propagation due to steel corrosion using damage model

抄録

<p>本論文では,損傷モデルを用いて,鉄筋コンクリート部材における腐食ひび割れ進展挙動を再現するためのモデル化を示し,2次元問題と3次元問題において,提案手法の妥当性および有効性を検証した.鉄筋の腐食膨張によって,コンクリートが押し出される挙動とひび割れが進展する挙動の両方を再現するために,損傷モデルにおいて,鉄筋の膨張方向の剛性を低下させないモデル化を導入した.2次元問題において,等方性の損傷モデルを適用した解析結果と比較することにより,腐食膨張する方向の剛性を低下させないモデル化の妥当性を検証した.3次元問題における検証例題では,既往の実験結果と同様のひび割れ進展挙動を再現することができ,また四面体要素を用いた詳細な3次元シミュレーションにも適用可能であることを示した.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390564238097223552
  • NII論文ID
    130007656288
  • DOI
    10.11421/jsces.2019.20190007
  • ISSN
    13478826
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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