原著 介護保険施設で働く看護職の道徳的感受性尺度の開発

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タイトル別名
  • Development of a moral sensitivity scale for nurses who work at nursing homes
  • 介護保険施設で働く看護職の道徳的感受性尺度の開発
  • カイゴ ホケン シセツ デ ハタラク カンゴショク ノ ドウトクテキ カンジュセイ シャクド ノ カイハツ

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抄録

<p>本研究は、介護保険施設で働く看護職の道徳的感受性尺度(MSS-NH)を作成し、その信頼性・妥当性を検討した。まず介護保険施設の看護職20名に対するインタビューよりMSS-NHの原案48項目を作成した。次に介護保険施設の看護職861名のデータを基に探索的因子分析を行い、17項目4因子構造【高齢者の尊厳を守る体制づくり】、【その人らしい生活を支える】、【高齢者の能力を活かす】、【栄養摂取法の意思決定】を採択した。信頼性は、Cronbachのα係数がMSS-NH全項目で0.85、下位尺度で0.72~0.83と一定の内的一貫性が確認された。妥当性は、確認的因子分析により上記の4因子を潜在変数とした仮説モデルがGFI、AGFI、CFIのいずれも0.9以上でかつRMSEAが0.05以下と容認できるモデル適合度であり、尺度の信頼性・妥当性が確認された。</p>

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