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- 下地 理則
- 九州大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Information Structure, Focus, and Focus-Marking Hierarchies in Ryukyuan Languages
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抄録
<p>本稿の目的は,琉球諸語における焦点助詞(du, ga)による焦点標示の方言差(バリエーション)を記述するとともに,そのバリエーションに関して,可能なパターンを記述でき,不可能なパターンを予測できるモデルを提示することである。扱った方言は15方言であり,北琉球語から喜界島方言(佐手久,小野津),奄美大島方言(瀬戸内,湯湾),徳之島方言(伊仙),沖永良部島方言(国頭),沖縄本島方言(与那原)の7方言,南琉球語から宮古方言(伊良部島長浜,宮古島保良,多良間島),八重山方言(石垣島真栄里,黒島,鳩間島,西表島船浮),与那国方言の8方言である。本稿では,焦点タイプ(WH焦点vs. WH応答焦点vs.対比焦点)と焦点ドメイン(項焦点vs.述語焦点)の2つの変数で方言差を記述し,琉球諸語の焦点標示に関して,通方言的に以下の2つの階層を提案する。(1)焦点タイプの階層:対比 > WH応答 > WH(2)焦点ドメインの階層:項 > 述語琉球諸語の焦点標示に関して,この焦点階層(Focus-Marking Hierarchies)を用いることで,「階層のある地点で焦点標示が可能なら,その左側でも焦点標示可能である」と一般化できることを論じる。</p>
収録刊行物
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- 言語研究
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言語研究 154 (0), 85-121, 2018
日本言語学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713074125440
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- NII論文ID
- 130007659610
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- NII書誌ID
- AN00077625
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- ISSN
- 21856710
- 00243914
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- NDL書誌ID
- 029649585
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可