GANを用いた実X線画像からの疑似X線画像変換 ―骨盤傾斜角推定手法の実画像への適用―

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タイトル別名
  • Translating Simulated Images to Real Radiograph using Generative Adversarial Networks: Estimation of Pelvic Tilt from Real Images

抄録

<p>人工股関節全置換術において,立位姿勢での骨盤傾斜角は,カップの至適設置角度の術前計画で重要である.立位姿勢での骨盤傾斜角は,仰臥位で撮影されるCT画像からは解析できないため,立位で撮影可能なX線画像を用いた研究が報告されている.これまでに,X線画像と患者個別のCT画像との2D-3D位置合わせ手法が提案されているが,CT画像の撮影には高線量被曝が伴うため,通常臨床では応用範囲が限られている.この問題に対して,われわれは,畳み込みニューラルネットワークによりX線画像のみから骨盤傾斜角を推定する手法を提案し,疑似X線画像を用いたシミュレーション実験を行ってきた.しかし,実画像への適用は,画像中のノイズやX線スペクトラムによる影響のため困難であった.本稿では,敵対的生成ネットワーク(GAN)を用いて実X線画像から疑似X線画像に変換するネットワークを導入し,従来の骨盤傾斜角推定ネットワークを実問題に適用した例について紹介する.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390845713076448256
  • NII論文ID
    130007662439
  • DOI
    10.11409/mit.37.125
  • ISSN
    21853193
    0288450X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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