張力による電線の振動モード推定に向けた4導体電線の変位と張力の分析

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タイトル別名
  • Analysis of Displacement and Tension of Four-bundled Conductor for Estimating Vibration Modes by Tension

抄録

<p>着氷雪した電線が風を受けると,ギャロッピングが発生し電線の短絡・疲労に繋がる恐れがある。ギャロッピング現象の理解のため,著者らは実規模試験線を用いた観測を行っている。このとき,計測のコストが高い変位ではなく,比較的簡易にデータを多数取得できる張力により電線の振動モードを推定できれば,現象解明に有効である。本発表では,実規模試験線において種々の振動モードの加振試験を行って変位と張力を測定した結果を示し,それらの関係を議論する。振動の腹を奇数個持つ振動モードでは変位と張力から算出した固有振動数がよい一致を示すが,偶数個の場合は一致せず,正確な振動モード推定には卓越振動数と共に各振動モードの張力変動の大小も考慮する必要があるとわかった。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390845713076732032
  • NII論文ID
    130007662518
  • DOI
    10.14887/jaweam.2019.0_195
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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