高精度年代測定による過去のイベント復元とメカニズム解明:多点高精度放射性炭素分析・ウラン系列核種分析・宇宙線生成核種分析

DOI Web Site Web Site 参考文献115件 オープンアクセス
  • 横山 祐典
    東京大学大気海洋研究所/大学院理学系研究科地球惑星科学専攻/大学院総合文化研究科国際環境学専攻 国立研究開発法人海洋研究開発機構生物地球化学プログラム

書誌事項

タイトル別名
  • High-resolution radiocarbon, cosmogenic radionuclides and Uranium series dating for paleoclimate and paleoenvironment studies
  • コウセイド ネンダイ ソクテイ ニ ヨル カコ ノ イベント フクゲン ト メカニズム カイメイ : タテン コウセイド ホウシャセイ タンソ ブンセキ ・ ウラン ケイレツカクシュ ブンセキ ・ ウチュウセン セイセイカクシュ ブンセキ

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抄録

<p>過去の気候変化を含めた環境変動のメカニズムを解明するには,正確な年代決定が重要となる.本小論では年代測定,特に放射性炭素を高精度で多数測定することで明らかになってきた新しい第四紀学的な知見についてレビューする.サンプリング手法の改良や分析装置の発展に伴い,わずかな試料でもこれまでよりも短時間で高精度の分析が行えるようになってきたことから,過去の氷床変動を含む気候変動やジオハザードに関する知見の深化が進んできた.特に筆者らの研究グループで取り組んできているプロジェクトについていくつか紹介しながら,その重要性にスポットをあてたい.</p>

収録刊行物

  • 第四紀研究

    第四紀研究 58 (3), 265-286, 2019-06-01

    日本第四紀学会

参考文献 (115)*注記

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