結晶スポンジ法による天然化合物の構造決定

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分子の化学構造を決定する強力な手段は単結晶X線回折(SXRD)法だが,「単結晶を形成しない化合物に適用できない」「単結晶作製条件の最適化に多量の試料を必要とする」等の原理的な問題を抱えていた.しかし,結晶スポンジ(CS)法では,細孔性の金属錯体を鋳型として試料溶液を流し込めば化合物のSXRD解析が可能となる.われわれは本手法を用いて,従来の常識を覆す天然物の構造解析スタイルを確立した.

Journal

  • Farumashia

    Farumashia 55 (7), 668-670, 2019

    The Pharmaceutical Society of Japan

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