書誌事項
- タイトル別名
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- How the Japanese Have Changed over 45 Years [Part II]
- 45年で日本人はどう変わったか(2)第10回「日本人の意識」調査から
- 45ネン デ ニホンジン ワ ドウ カワッタ カ(2)ダイ10カイ 「 ニホンジン ノ イシキ 」 チョウサ カラ
- From the 10th Survey on Japanese Value Orientations
- ~第10回「日本人の意識」調査から~
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抄録
NHKが1973 年から5 年ごとに行っている「日本人の意識」調査の最新の調査結果から、政治、ナショナリズム、日常生活、基本的価値観などを紹介する。主な結果は次のとおりである。・選挙やデモ、世論などの国民の行動・意見が、国の政治に影響を及ぼしていると感じる人が、調査開始以降、長期的に減少している。・天皇に対して「尊敬の念をもっている」という人は2008年以降増加しており、今回は41%で「好感をもっている」や「特に何とも感じていない」を上回り、45年間で最多となった。・在留外国人の増加を背景に、外国人との接触も増加傾向にある。ただ、外国との交流意欲は低下している。・仕事と余暇のどちらを優先するかについては、70年代には《仕事優先》が最も多かったが、80年代から90年代前半にかけ《仕事・余暇両立》が増加し最多になった。・職場、親せき、近隣の3つの人間関係において、密着した関係を望む人が長期的に減少している。・生活全体の満足度は長期的に増加している。今回は「満足している」が39%で、「どちらかといえば、満足している」を含めると92%の人が満足している。全体を通してみると、この45年間で、どの質問領域でも意識が変化しているが、特に家庭・男女関係で変化が大きい。一方、「年上の人には敬語を使うのは当然だ」「日本に生まれてよかった」などは多くの人に共有されている意識であり、割合もほとんど変化していない。
収録刊行物
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- 放送研究と調査
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放送研究と調査 69 (6), 62-82, 2019
NHK放送文化研究所
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713083435648
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- NII論文ID
- 130007681718
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- NII書誌ID
- AA11207753
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- ISSN
- 24335622
- 02880008
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- NDL書誌ID
- 029765111
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可