傍鞍部内頚動脈瘤の手術

• 堀内 哲吉

  信州大学医学部脳神経外科

書誌事項

タイトル別名

• Preservation of the Optic Nerve during Surgery for Paraclinoid Carotid Artery Aneurysm
• ―視神経の温存―

抄録

 傍鞍部内頚動脈瘤外科治療の多くは, 血管内で施行されている. しかし, 全例において血管内治療が可能ではなく, 直達治療が必要な症例が存在する. 傍鞍部周囲には視神経などの重要構造物があり, 局所解剖の知識が必要である. 直達手術においては, 視野欠損や視力低下などの合併症が問題となるが, そのメカニズムは不明な点が多い. 本稿では, 視神経・視交叉への血流障害の観点から眼動脈ならびに上下垂体動脈について解説を行った. また, 実際の直達治療方法についても提示した.

収録刊行物

• Japanese Journal of Neurosurgery

  Japanese Journal of Neurosurgery 28 (7), 391-397, 2019

  日本脳神経外科コングレス

キーワード

• aneurysm
• clipping
• ophthalmic artery
• superior hypophyseal artery
• paraclinoid carotid artery aneurysm

詳細情報

• CRID: 1390845713084264192
• NII論文ID: 130007683736
• DOI: 10.7887/jcns.28.391
• ISSN: 21873100
• ISSN: 0917950X
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcns/28/7/28_391/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2019331713
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可