素材生産持続可能性分析のためのシミュレーション手法(論文)

書誌事項

タイトル別名
  • A Simulation Method for Examining the Log Production Sustainability (Academic Article)
  • 素材生産持続可能性分析のためのシミュレーション手法 : 宮崎県民有スギ人工林を対象として
  • ソザイ セイサン ジゾク カノウセイ ブンセキ ノ タメ ノ シミュレーション シュホウ : ミヤザキケン ミンユウ スギ ジンコウリン オ タイショウ ト シテ
  • A Case Study in the Non-national Sugi Plantation Forests in Miyazaki Prefecture
  • 宮崎県民有スギ人工林を対象として

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抄録

スギの成長がよい宮崎県では近年主伐による素材生産量の拡大が著しく、その生産量の持続が可能か懸念が生じている。本研究では、素材生産量の持続可能性をシミュレーションする一手法を提案し、宮崎県民有スギ人工林に適用した。流域ごとに設定した素材生産目標量をいつまで維持できるかを、再造林率、伐採不可能資源割合の仮定のもと計算し、また政策オプションとして、再造林率向上、伐採不可能資源復帰、生産量の流域間調整が生産維持可能年数延長にもたらす効果を評価した。流域によっては持続可能性が危うく、政策オプションの実現が求められることを示す結果が得られるなど、シミュレーションとそれによる政策オプションの検討は有意義で、今後主伐が増えていく中で地方林政にとって有効なツールとなると考えられた。

収録刊行物

  • 林業経済

    林業経済 72 (3), 1-14, 2019

    一般財団法人 林業経済研究所

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