Roles of lutheran glycoprotein in the erythrocyte adhesion
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- KIKKAWA Yamato
- 東京薬科大学薬学部病態生化学
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- YAMADA Yuji
- 東京薬科大学薬学部病態生化学
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- HAMADA Keisuke
- 東京薬科大学薬学部病態生化学
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- NOMIZU Motoyoshi
- 東京薬科大学薬学部病態生化学
Bibliographic Information
- Other Title
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- Lutheran 血液型抗原の細胞接着分子としての役割
Abstract
<p>要約:Lutheran glycoprotein(Lu)は,Lutheran 血液型(lutheran blood group system)の抗原として見出された免疫グロブリンスーパーファミリーに属する分子である.その後,鎌状赤血球がLu を介して血管基底膜のラミニン-511 に接着することから,細胞接着分子としての役割が明らかになった.さらに,真性赤血球増加症および遺伝性球状赤血球症においても,赤血球の接着分子として働いていることから,血管の閉塞および血栓形成に関与する分子として,構造および機能の解明が進展してきた.これまでに,Lu の細胞外ドメインの構造が決定され,ラミニン-511 に対する結合部位が明らかにされている.また,Lu の細胞内ドメインにはシグナル伝達に関わるアミノ酸配列があり,赤血球の接着を促進するシグナル伝達経路および細胞骨格との相互作用の報告から,治療の標的として注目されている.</p>
Journal
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- Japanese Journal of Thrombosis and Hemostasis
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Japanese Journal of Thrombosis and Hemostasis 30 (4), 619-624, 2019
The Japanese Society on Thrombosis and Hemostasis
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390564238109500160
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- NII Article ID
- 130007689104
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- ISSN
- 18808808
- 09157441
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- Abstract License Flag
- Disallowed