二次元振動台を用いた風車縮小模型実験による基礎接合部の疲労破壊検討

書誌事項

タイトル別名
  • EXAMINATION OF FATIGUE FAILURE OF FOOTING-TOWER JOINT SYSTEM OF WIND TURBINE TOWER BASED ON THE MODEL EXPERIMENT USING BI-AXIAL SHAKE TABLE

抄録

<p> 本論文は,風車縮小模型の1方向及び2方向疲労実験を実施し,鋼コンクリート基礎接合部の疲労寿命について実験的に検討した.鋼コンクリート基礎接合部を二次元振動台に固定し,最大約20万回の繰返し加振を行うことで,接合部の疲労損傷の再現を行った.その結果,2方向荷重を受ける場合,1方向荷重のみを受ける場合に比べて0.52~0.71倍と少ない載荷回数でタワーの変位急増がみられた.試験後の試験体切断面ではコンクリート内部のひび割れも確認された.次に,JSCEのコンクリートの疲労強度推定式から逆算した対象模型の静的強度とマイナー則から求めた等価繰返し回数を用いて,1方向載荷実験結果からS-N線を作成した.風車縮小模型における疲労寿命は,コンクリートの疲労強度に基づいて求めたS-Nとの整合性が高いことがわかった.</p>

収録刊行物

参考文献 (6)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ