コナサナギタケ <i>Paecilomyces farinosus</i>由来のセリンエンドペプチダーゼの精製と性質

  • 上田 光宏
    大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 〒599-8531 大阪府堺市中区学園町1-1
  • 森本 和樹
    大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 〒599-8531 大阪府堺市中区学園町1-1
  • 楠田 瑞穂
    大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 〒599-8531 大阪府堺市中区学園町1-1
  • 中澤 昌美
    大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 〒599-8531 大阪府堺市中区学園町1-1
  • 阪本 龍司
    大阪府立大学大学院生命環境科学研究科 〒599-8531 大阪府堺市中区学園町1-1
  • 坂口 実
    大阪薬科大学薬学部 〒569-1094 大阪府高槻市奈佐原4-20-1
  • 小林 仁
    ホクトきのこ総合研究所 〒381-0008 長野県長野市大字下駒沢800-8
  • 大内 謙二
    ホクトきのこ総合研究所 〒381-0008 長野県長野市大字下駒沢800-8
  • 稲富 聡
    ホクトきのこ総合研究所 〒381-0008 長野県長野市大字下駒沢800-8

書誌事項

タイトル別名
  • Purification and characterization of the serine endopeptidase from <i>Paecilomyces farinosus</i>
  • コナサナギタケPaecilomyces farinosus由来のセリンエンドペプチダーゼの精製と性質
  • コナサナギタケ Paecilomyces farinosus ユライ ノ セリンエンドペプチダーゼ ノ セイセイ ト セイシツ

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抄録

コナサナギタケP. farinosusの培養上清からプロテアーゼを精製した.精製したプロテアーゼの活性はセリンプロテアーゼ阻害剤である PMSF, chymostatinやTPCKによって阻害された.本酵素の分子質量はSDS-PAGE から28 kDaであることが分かった.最適 pHと最適温度はそれぞれ pH 8.0と45℃であった.本セリンプロテアーゼをコードする遺伝子のクローニングを行ったところ,成熟酵素部分に相当する遺伝子配列(849 bp)の取得に成功した.このプロテアーゼのアミノ酸配列(283アミノ酸残基)はB. bassianaM. anisopliae由来のpeptidase S8 familyに属するsubtilisin-タイプの serine endopeptidaseと相同性が見られた.これより,P. farinosus由来の酵素はsubtilisin-タイプ serine endopeptidaseであることが示唆された.

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